小児矯正PEDIATRIC CORRECTION
PEDIATRIC CORRECTION小児矯正とは？
将来を見据えた歯の土台づくりをする治療で、さまざまな治療法があります。「顎顔面矯正」はその中の一つで、成長に合わせて顎を広げていく治療になります。さらに姿勢や唇の緩みもチェックして、筋肉の発育や呼吸まで整えていきます。
この治療法は6歳前後に開始するのが望ましく、開始年齢によらず7番目の永久歯が生える12歳前後までが治療期間になります。治療法を問わず、治療中は装置のメンテナンスや歯磨きのサポートなど、ご家族の協力が欠かせません。
MERIT小児矯正のメリット
矯正治療で見た目を改善できるのは、大人も子どもも同じです。さらに小児矯正では、成長に合わせて顎骨を適切な形態に導く「顎顔面矯正」によって、呼吸法やかみ合わせにまでアプローチすることができます。鼻呼吸なら空気を副鼻腔で加温・加湿してから体内に取り込めますが、口呼吸だと扁桃腺に直接外気が触れるため、炎症を起こしてかぜやアレルギーを発症しやすくなるといわれています。またかみ合わせが悪いと食べ物をしっかり噛めず、消化器に負担がかかりやすくなります。
機能面の問題を顎骨から改善できるのは小児矯正ならではのメリットであり、お子さんのすこやかな成長をサポートできます。
SEASON小児矯正を始める時期
顎顔面矯正を行う場合は、成長のピークが来る前の6歳前後からスタートするのが望ましいです。治療期間は開始年齢にかかわらず、7番目の永久歯が生える12歳前後までとなります。歯並び・噛み合わせ・呼吸．姿勢のゆがみは日々の積み重ねの結果生じるため、6年間のゆがみの蓄積を戻すには同じだけの期間が必要になります。
当院で顎顔面矯正を行う場合の費用は508,200円～で、ほかに初回検査料金と処置料金がかかります。開始時期が遅いと小児矯正だけでは終えることができず、成人矯正も必要となるケースがあります。
CAUTION家族が
気をつけるべき
こととは？
赤ちゃんが生まれたその時から、歯や歯並びだけでなく口呼吸や猫背になっていないかなど、全身の機能を意識することが大切です。同時に、小児矯正に詳しい歯科医師のもとで、お子さんに合った食器や哺乳瓶、離乳食などのアドバイスをもらうようにしましょう。歯科医師は乳歯列から将来の歯並びを予測できるため、早めの受診がおすすめです。そうした取り組みが身体のゆがみを抑制し、結果としてよい歯並びにもつながります。
治療を始める場合は、歯科医師とよく相談しながらお子さんが安心して矯正治療に臨める環境をつくってください。また、毎回のチェックや仕上げ磨きなどの歯磨きのサボ—卜も重要になります。
FEATUREひらいデンタルパートナーズの矯正治療
当院の小児矯正歯科では、主に平井有衣子副院長による顎顔面矯正などの治療をご提供しています。見た目だけでなく機能面の改善にも力を入れ、きちんと噛めているかを判定するガムや、鼻腔通気度の測定装置を導入。現状や効果を保護者の方が確認できるように、これらのデータもお見せしています。また矯正開始時には、ご家庭でのお口のケアをわかりやすく説明いたします。
歯に関する悩みだけでなく、歯ブラシの選び方や離乳食の進め方などもお気軽にご相談ください。どんな些細な疑問でも丁寧にお答えします。
顎顔面矯正
顎顔面矯正は顎を広げることで歯を正しい位置へ誘導する治療法です。歯だけではなく顎の骨を矯正することで、骨の正常な成長を促し、発育のコントロールを行います。また、上顎を広げることで鼻腔も広げることができるため、鼻づまりや喘息、いびきなどの改善にも働きかけます。小さな頃から装置を付けて治療をすることを嫌がる患者様もいらっしゃいますが、この治療は成長期であるからこそできる治療で、大人になってから歯科矯正をするよりも負担を少なくすることができます。顎全体のバランスを整えることで、体のバランスも整いますので、お子様の成長と合わせて治療をしていくことが望ましいです。
IMPORTANT家族とクリニックが
協力し、子どもの歯と
健康を守る
定期的に通院するため、むし歯の早期発見ができることも小児矯正のメリットです。小さいうちに口腔内の環境を整えておけば、大人になってもむし歯になりにくいお口でいられます。治療中はご家族の協力が不可欠ですが、ここでの頑張りがお子様のこの先何十年もの健康につながりますので、ご一緒にお子様の歯と健康を守っていきましょう。